ノロウイルスとロタウィルス

ノロウイルスやロタウィルスは、感染性胃腸炎とは細菌・ウイルスや寄生虫によって引き起こされる胃腸炎のことです。ノロウイルスやロタウィルスの原因は、さまざまな細菌・ウイルス・寄生虫が病原体となり発病します。
発症は通年ありますが、細菌性のものは夏です。ウイルス性は秋から冬頃と、その原因によって流行る時期がずれています。冬にノロウイルスやロタウイルスを起こすと、食中毒と思われがちです。
ノロウイルスは、一般に11月過ぎから流行します。人から人へは集団感染ですが、食品を通して感染すると食中毒となります。子供から大人まで感染しますが、全体の75%は10歳までの子供です。
ノロウイルスやロタウイルスの原因の病原体によって症状は、それぞれ異なりますが発熱・下痢・腹痛・嘔吐などが単独または複数発症します。下痢は血便や水様便などひどくなることが多く嘔吐も繰り返しします。
ノロウイルス・ロタウイルスは特に集団で感染します。特に乳幼児では冬に流行するロタウイルスによる感染性胃腸炎は、乳幼児冬季白色下痢症と呼ばれ毎年発生数も多いので注意しましょう。

ノロウイルス感染もとにはご注意を!

ノロウイルスが、コンピュータのキーボートやマウスなど共有設備を介して人から人へ感染することが、米国疾病対策予防センター(CDC)によって報告されました。接触感染性の強いノロウイルスは、ウイルス性胃腸炎の原因ともなり、数日間にわたる嘔吐や下痢を引き起こします。報告では、米ワシントンD.Cの小学校で起きたノロウイルスの集団感染に関するもので、生徒314人・スタッフ66人のうち、103人(生徒79人、スタッフ24人)がノロウイルスに感染し、汚染源特定のため学校の備品表面から検体を採取したところ、検査の結果で1年生の教室にあるコンピュータのマウスとキーボードにノロウイルス陽性反応が認められました。
共著者でCDCの疫学者のShua Chai博士によれば、ノロウイルスは物体の表面で数日間生存することができるといいます。ノロウイルスの感染の予防法として同氏は、共有設備使用後の手洗いの徹底と、希釈した漂白剤によるキーボードやマウスの定期的な消毒、さらに、感染者は症状が治まっても1〜3日間ウイルスを保持し、物を汚染する可能性があるので、外出を控えることを勧めているそうです。

ノロウイルスと牡蠣(カキ)

冬場の新鮮な牡蠣が流通する旬の時期に、牡蠣を生で食べて下痢やおう吐などをおこすノロウイルスが多発しています。その原因としてノロウイルスは、汚染された海水で育った二枚貝の「ウロ(内臓)」に入っています。
牡蠣は、ウロを取らずに丸ごと食べるため、ノロウイルスの原因になることがあります。汚染された牡蠣は、におい・味・見た目などで見分けることはできません。そのため、産地の海の汚染度によって牡蠣は「生食用」と「加熱用」に区別して売られています。ノロウイルスは感染力が非常に強く、ごくわずかの量で感染します。
牡蠣の内臓では増えませんが人の腸の中で増えるため、食べてから1〜2日後に激しいおう吐や下痢、発熱(38℃以下)などのノロウイルス症状が出ます。通常は3日以内で治りますが、その後1週間〜1ヶ月は便にウイルスが出ることがあります。
ノロウイルスを予防するには、牡蠣の調理の前後やトイレの後に、せっけんを使って手をよく洗いましょう。また、牡蠣など二枚貝は中心部まで十分に加熱(85℃1分間)するようにしましょう。牡蠣を調理したまな板・包丁・ふきんなどの調理器具や流しは十分に洗浄し、熱湯や塩素系漂白剤(ブリーチ・ハイターなど)を使って消毒しましょう。

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